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皆が寝静まる深夜…
紅神殿の自室で一人眠るミコ…
そんなミコにナイトメアが襲いかかる。
「ここはどこですの?」
ミコはとても綺麗な草原の中にいた。
「んー!そうか!これは夢ですねっ!」
などと一人で納得しうなずいていると遠くの方から人影がこちらに向かい歩いてきた。
「あれっ?誰でしょうか…」
ミコが目を凝らし良く見てみるとその人影は悟であった。
「あれ?あれは悟さんじゃないですか?」
「やぁ!ミコ…」
「こんにちはっ。悟さん。」
笑顔で悟に笑いかけるミコ…
だがこの悟はなにやら様子がおかしい…
悟は笑顔でミコに近づき、急に豹変したかの様に罵声を浴びせはじめた。
「ミコ…今日も気持ち悪いなぁ!
全く吐き気がするよ…
ほらっ!回りを見てみな?
みんなお前を見て腐っていく。」
悟の言う通りに回りを見回すと辺りは突然枯れ木や枯葉だらけになり、悟すらリビングデッドの様になっていった。
「こっ…これは…」
「だから!貴様の魂食わせろ!!」
リビングデッドとなった悟はミコにガブリと噛みつこうとした…
しかし…
「なっ…なんだとぉ!?」
「はぁ~ん///
これは何のご褒美ですかぁ~♪」
逆に恍惚な表情を浮かべ悶えるミコ…
「全然恐怖に歪んでいないだと!?
まさか…こいつ…Mか…」
驚愕するリビングデッド悟はドロンと姿をルーシにかえ、にっこり笑いかけた。
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