第一幕

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廊下に響く三人の足音 それ意外に音はない 同じ風景と、目の前に見える……同じ背中… (広い割に静だな) そんな事を思っていると 「あんた誰や?」 突然後ろから声が聞こえてきた (さっきからこっちを見てたのはこいつか……… そのくせに、誰?…か 白々しいな) そう思いゆっくりと後ろを振り向いた… そこには私と同じ身長の男の子?がいた 「こう見えても、わい24やで」 テレパシーかよ… (これで24?だとしたらこいつ童が「ちなみに童顔とか思ったら叩くからね」 「だからテレパシーかよ」 つい声が出てしまった 顔を上げてその男をみるて ?みたいな顔をしている 笑える…… 「おい山崎、そんな奴かまってる暇あんなら仕事をしろ」 「人使い荒いな~副長さんは、」 (副長?あ~土方さんの事か) 「うっせ、それより報告は」 「ありますで~此処じゃなんやし、あっちの部屋使わせてもらうわ」 踵をかえしどんどん歩いていく 「あっ!そうやわいの名前山崎ゆうねん、よろしゅうな」 と、言い残し歩いていった その後を追うように土方さんも続いた 二人の姿が見えなくなると 「それじゃぁ行きましょうか」 私は沖田さんの後に続き二人が行ったほうとは逆に進んだ とある部屋 「どうだ、あいつは」 土方は目の前にいる山崎に向けて言った 「まだわからんけど…」 言葉に詰まる 「どうした?」 「いや~てっきり驚くと思ったんですわ~ わいが現れたとき …でもあいつ驚いてへんかった」 「そういう奴なんだろ、それか神経が図太いだけだろ」 嫌味たっぷりな言葉 「確かにそうかもしれんけど……あいつわいがいること知っておった」 「どういう事だ」 「まだ解らん、けどただ者じゃないのは確かや」 そういった山崎の顔はどこか笑っているようだ 同じく土方も (さて、どう転ぶか…) どこか笑っていた
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