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沖田さんはある部屋の前で立ち止まった
「ここですよ、さぁ入ってください」
私を部屋の中へ促した
「はい」
言われるがまま部屋の中へ一歩踏み出した
「……………………」
静まり返った部屋
物音ひとつしない
中で座っている男達の視線が一斉に私に向けられたら
息がつまりそうだ…
何も言葉を発せられない私をみた沖田さんは
「そんなに怖い顔してたら入れないじゃないですか、ねぇ」
矛先がいきなりこちらに向けられ、私は首を縦に振った
すると
「いや~すまんすまん」
中心にいたおじさん?がいった
「さぁ座ってください」
隣にいた眼鏡をかけた人が座布団を指差した
「失礼します」
部屋の中に入り、座布団の上に座った
「じゃ、始めようじゃないか」
さっきのおじさんがいった
「局長、まだ副長が来ておりませんが…」
「お~そうだったな」
こんどは静かそうか人が言う
この人も袴を着ている
ただのコスプレ集団かと思ってたけど
違うらしい
「あの~一応確認なんですけど
今は何年ですか?」
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