154人が本棚に入れています
本棚に追加
みんなの目が点になる
(まぁ、そうなるわないきなりこんな事聞かれたら)
長い長い沈黙
「今は、文久三年だ」ボソッ
誰かが言った
声がしたほうへ目を向けると…
「おぃ斉藤、何教えてんだよ」
「そうだぜ敵かもしれない奴に」
別の男が言った
「年号位教えてやっても構わんだろうそれに……」
チラッと私の方を見、ニヤリと笑いながら
「本当にわからなかったみたいだしな」
……いちいちこの人の言うことには棘がある…
ストレートにグサッとくる
にしても……………………………………んっ斉藤?てか敵?
まさかの
「斉藤 一?」
つい、声に出てしまった
……みんなの視線が痛い僅かではあるが、殺気が込められている
「確かに斉藤 一だが、今の会話の中では、新八が斉藤と一回言っただけだが」
斉藤さんが静かに、殺気を込めた目で見てきた
何か否定の言葉を考えていると「益々あやしいな」
襖の向こうから声が聞こえてきた
と同時に襖が開かれた
最初のコメントを投稿しよう!