第一幕

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冷静を保っているはが、内心は結構焦っている これが【焦り】かどうか確信はないが…… 「手始めに、お前の名前は?」 「「はっ?」」 なぜだか他のメンバーが土方さんに突っ込みをいれた 「ちょっ、ちょっとまってくれ土方さん…」 「あ゛ん、なんだよ原田人の尋問を邪魔する気か」 「いやいやそんな気はない……たださっきまで一緒にいたのに名前聞かなかったのかな~と思ってよ」 (ごもっともな意見だな) 「あ~それ俺も気になってたんだよ、あんなに時間があったのになんで名前わかんないんだろうと思ってさ~」 今度は童顔やろーが口を挟んだ 土方さんは痛い所をつかれキョドってる たしかに突っ込み所は多いがコレじゃ話が進まない (間者の疑いがあるなら早く無罪を証明したい) と、思っているのに 目の前では 「俺も気になってたん「副長を馬鹿にするわけではないが…実は俺も「あ゛あ、斎藤は長ったらしいんだよ」 「左ノさん、俺も混ぜてくれよ」 と…色々な言葉が飛び交う、土方さんは怒りを我慢しているようだが いつまでもつか………… 「こらッ止めないかみっともない!!」 近藤さんが止めに入るとすぐに言い合いは終わった 隣では土方さんが安堵の息を吐いていた
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