第一幕

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「何言ってんだよ、ここは女禁止だぞ、なれるわけねぇだろ」 「剣術ならそこら辺の隊士には負けない」 (剣術なら全国大会にも出場してるし自信はある) 「ほう、そこまで言うならやらせてやる」 すると土方さんは周りを見渡し始めた 「総司ッ!!」 「は、はい!!なんですか」 明らかに驚いているにもかかわらず平然を保とうとしている沖田さん 「お前、桃華の相手をしてやれ」 「へッ?」 もはや隠しきれてない沖田さんは思わず間抜けな声を出してしまった 「おい歳……いくらなんでも」 近藤さんが止めに入るが… 「いいんだよ近藤さん、そんなに自信があるならやらせてみりゃあいい、少しでも自分の無力さがわかるだろうからな」 フッと笑い、視線をこちらに向けながら言った
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