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学校に着いた私を待っていたのは…
皆から向けられる鋭い視線
私にとってその光景は
「地獄」同然
教室に足を踏み入れると同時に激しいブーイングを受けた
そして消しゴムやら鉛筆いろんなものが私に投げつけられたら
中にはカッターの刃も入っていた
その刃が私の頬を掠り、血が地面へ落ちていった
だが私は特別気にするわけでもなく群がる男子達の横をすり抜け、自分の席に座ろうと思った
が、しかし本来私の机がある場所には机どころか椅子めなにもなかった
『クスクス』
窓側にいた男子達が窓の下を眺めながら笑っていた
何となくだが分かった気がする
この教室内に机は無い
だとすれば…
私はゆっくりと窓の方へ向かい、身を乗り出して下を覗き込んだ
「私の……机…」
信じられない光景だが不思議と冷静でいられた
「どうせ、男子の悪戯だろう」ボソッ
(さっきの亜希子の言葉に比べたらこんなの…)
「フフッ、いい気味ね」
聞き覚えのある声…
今一番聞きたくない声
「……亜希子。」
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