だいいちわ

8/17
前へ
/21ページ
次へ
「お待たせ!」 「もう~遅いよ、兄さん!」 柊はほっぺたを膨らませて怒る。 そんな顔をしても、やっぱり柊はカッコいい。 「行こっ!兄さん!」 柊は、そう言うと僕の手を握った。 「うん!」 僕は笑顔で頷いた。 学校___ 僕達は同じクラス。 「兄さん、俺用事があるから待ってて」 「うん」 用事ってなんだろう? 柊はどこかへ行ってしまった。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加