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部長に話をした後
あいつが居るであろう資料室へ
重たいドアを開け、電気を消した
と、同時に「キャッ」なんて可愛らしい声が耳に届く
あー、なにやってんだ俺
息を潜ませて居る佐伯の元へたどり着き…
手首を捕まえた
ほっそい腕だな…
つか、やべぇ…
「佐伯」
名前を呼んだ瞬間、俺の中で何かが弾けたような気がした
「大崎さん?」
暗闇で呼ばれる名前、そしてあいつの声
「大崎さんなんでしょ?!何で電気消すんでっ…んっ」
気がつけば、腕から伝わる体温とうるさいこいつを黙らせる為に、俺はこいつの口を塞いだ
「んっ…はぁっ、な、なにするんですか!?」
慌てる佐伯
だけど俺は足りなくて
感じ取ってしまった感触をまた味わいたくて
離れようとするこいつの手を
「余計な事すんな、手はここだ」
そう言って俺の首に手を回す
頭を固定した俺は逃がすまいと
「麻由香」
こいつの名前を呼び、再び唇を重ね
そっと小さな体を抱きしめた
、
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