3人が本棚に入れています
本棚に追加
一般に合成獣と対を成す存在と考えられているのが精霊。
この存在は、気高く、貴(たっと)い。
気が向けば人間の手助けをしてくれるよき存在だが、どちらも政府が密かに隠し続けている存在。
ここ、国立魔法学園では主に合成獣の駆除、精霊の召喚方法を才ある者──限られた者だけに教える。
彼女等はその基礎過程の二年生だ。
「ど、う、し、て!?」
数秒の沈黙の後、困った様な笑みを浮かべてセレニアが言った。
「……なんでだろ?」
……セレニアは、成績は優秀で召喚術もずば抜けていて、冷静沈着。
何事もそつなくこなす優等生。
……だった。一年生の頃は。
どこで間違ったのだろうか……。
最初のコメントを投稿しよう!