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思わず叫んでしまって、家の中からガタゴトと音がし始める。
「あなたは本当に、必要な存在よ」
言い残して居なくなると同時に、玄関の扉が勢いよく開いた。
「何騒いでる? 私に恥かかす気か?」
「ごめんなさい」
結局、いつもより早く家に入れたのは良かったけれど、いつにも増して暴力や水風呂が長かった。
母さんと会話。
いつからしてないかなぁ。
震える体をぺったんこの布団に巻き付けながら、仕事で誰もいなくなった部屋を眺め、いつの間にか眠ってしまった。
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