プロローグ『残念物語開幕します!』

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真由は、基本何でも出来る… いや、普通のやつより物凄く優秀だ。 だが、世の中には完璧なやつなんて存在しない。 人には、1つや2つ『残念』と思わせるような部分なんかがあったりする。 真由もそうだ。 「真由、お前が言うなよな!自分の髪をよく見ろ」 俺がそう言うと、真由は自分の手鏡で確認する。 すると、みるみる顔が赤くなっていくのが分かる。 「ご、ごめんなさい!以後気をつけます//」 「うむ」 真由は、スペックは高いが超ド天然。 なんつうか、何でもないところで転んでしまうレベルだ。 ちなみにさっきの寝癖は、ゲゲゲの鬼〇郎の妖怪に反応するときになるあれくらい髪が逆立ってた。 今思うと、なかなかの傑作だったぜ…
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