戦いの幕開け

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「うぅ~。」 恋歌が涙目になってしまった。 公孫賛が恋歌をなーかした。せーんせいにいったーろ。 「い、いや、責めてるわけじゃないんだ!だから、泣かないでくれ!」 「う、うん。グスわかったよ。」 「失礼ながら、私の名は関羽と申します。それで公孫賛殿、先程の件は.....。」 「うーん、許可したいのは山々なんだが、実力がなー。」 「白珪殿、それに関してはその桃色の髪の方以外は問題ないですな。」 ほぉ、見ただけわかるというのか。適当に言ってるようには見えないし、こいつも相当な実力者ということか。 「星.....。いや、星が言うなら間違いないだろう。それでは、盗賊討伐に参加してもらうよ。それで、そなたらの名は?」 「私は劉備と申します。よろしくお願いします。」 「私も改めて、姓は関、名は羽、字は雲長。しばらくお願いします。」 「鈴は張飛なのだー!よろしくなのだ!」 「俺は、北条 皇人だ。」 俺達が自己紹介すると、公孫賛が椅子から立ち上がった。 「私は公孫賛。なにぶん、人材不足でなよろしく頼むよ。」 「私は趙雲だ。今はこの白珪殿の客将を務めている。」 「なっ!?」 「おや?私のことをご存知であったか?」 「い、いや、なんでもない。気にしないでくれ。」 こ、こいつが趙雲だって.....。 はは、偶然すぎるだろ。あの常山の趙子竜なのかよ。 「ふふ。」 「どうした、俺の顔になんかついてるか?」 「いえ、北条殿があまりにニヤニヤしてたものですから。」 え!?そんなにニヤついてたか俺? 顔をペタペタと触っていると、また笑い声が聞こえてきた。 「ふははは!面白い御仁ですなあ!」 は、嵌めやがったなー!!
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