三國へ

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「ここは........。君達は.....。」 俺が座り込みながら、三人の女の子に聞いた。 てか、よく見ると....いやよく見なくても可愛いじゃねぇか。 それもとびっきり可愛い。 しかも、その格好はいわゆるコスプレ?というやつですか。 「我々からしたら、お主の素性を問いただしたいところだがな。」 おいおい、冗談だろ? 人の首筋に刃物を向けて、睨む美少女なんか俺は知らないぞ。 はっはぁーん、どうせ、やめてーって言ったら嘘でしたーって言われるパターンだろ? ツゥー 「聞こえなかったようだな。もう一度聞こう。お主は何者だ?」 首からなにかが伝っていくのを感じる。これはいわゆる血というやつですな?はっは、わかりますよそれぐらい..... ってええぇぇぇええええ!?ホントに斬りやがったこいつ!頭いってんじゃねぇか!? いやいや、KOOLになれ、KOOLになるんだ北条 皇人! まずはするべきことがあるだろう!それは―― 「俺の名前は北条 皇人です。」 ――名前を名乗ることです―― あ?別にいいじゃん。名乗ることにデメリットなんかないし。 「ほーじょう こうと?」 「聞き覚えの無い名前だな。」 「北が姓で名が条で字が皇人なのだ?」 ただの高校生の名前に聞き覚えがあるわけないでしょ。 待て待て!ツッコミ所は他にあるぞ俺! 「ちょっと待て。あざな?ってのはなんだ?北条が姓で皇人が名前なんだけど。」 「字を知らない?どういうことだ!」 どういうことだと言われましても.....知らないもんは知らんでげすよ。
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