三國へ

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「どういうことだと言われましても、それより君達の名前は?」 俺がそう聞くと、黒髪の子は顔を歪めた。 いつまでたっても特徴で書くのは面倒くさいんだよ。え?誰かって?それは...禁則事項です☆ ..........オェ 「うーんと、鈴は張飛なのだ!」 ん?すげぇ気になるワードが飛び出したような.....。 「な!鈴!?何を簡単に!」 「まあまあ、愛莉ちゃん。名前ぐらいいいじゃない。あっ、私は劉備だよ。」 むむ!? 「恋歌さま!?くっ、関羽だ!恋歌さまが名乗ったから仕方なくなんだからな!!」 .........これは、偶然か? いやいや、偶然がこんなにも続くものか! なら、彼女たちが俺を騙そうとしている?これが一番理論的だが、俺には彼女たちが嘘をついてるようには見えない。 それにこんな嘘をついて彼女たちに利益があるわけがない。 なら、彼女たちがあの劉備たちだって言うのか? いやいや、まて三國時代って何千年も前の話だぞ。それに劉備たちってのは男だ。 これは確めて見る価値はあるな。 「なあ、君達の字って玄徳に雲長に益徳って言うんじゃないだろうな。」 「なぜ我々の字しっておるのだ!?」 「うおっ!とりあえずその偃月刀を下ろしてくれ!」 確かこの薙刀みたいのって偃月刀だったよな?
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