17人が本棚に入れています
本棚に追加
それから4人でお喋りに夢中になり…といってもボクはドキドキを押さえるのにいっぱいいっぱいだったけど…
「じゃ、優花ちゃんそろそろ行こうか。」
響先輩が優花ちゃんの手を握る。
優花ちゃんも嬉しそうに頷き、ボクに目配せしてから響先輩と帰って行った。
取り残されたボクと大志先輩。
初めての一目惚れに、初めてのドキドキ…
「大志先輩っ、好きです」
気がついたら告白してた。
いきなりのことに大志先輩は目を丸くさせ驚いてる。
「え、えっと…好きって…でもまこちゃん男の子…じゃ…」
当たり前かもしれないけど、男の子に告白されたのは初めてとゆう反応をみせる大志先輩。
「でも、大志先輩が好きなんです!!だからっ」
「ごめん。俺、今彼女いるし…それにいくらまこちゃんでも男の子と付き合うのは…ちょっと」
申し訳なさそうにまゆを潜め、戸惑いながら大志先輩は言ったけれど…
このときボクは初めて男の子とゆう、同性である大きな壁にぶち当たったのだ。
今まで男の子にモテたボクとしては同性であることに偏見はなかったのだけれど
"男の子と付き合うのは…ちょっと"
しかも大志先輩は彼女持ちとゆうのだから…
この恋はあっという間に散ったのだった。
*
最初のコメントを投稿しよう!