序章
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春らしい暖かく心地の良い風が僕の前を通り過ぎる。 今日から高校生。 だからといって何か変わるわけではない。 僕はこのまま中学の時と変わらない生活を送るだろう。 別にそれでもかまわない。 中学の時のようにそれなりに時間はすぎていくだろうと思っていた。 しかし、この時の僕にはとてつもない高校生活になるなんて思ってもいなかった。
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