第1章

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「あ、着いた。」 今日から3年間通うであろう“黄昏南高校”(たそがれみなみこうこう) 通称“たそなん”だ。 この高校は学力まぁまぁ、スポーツまぁまぁのいたって普通な県立の中堅校だ。 僕はこのすべてにおいてのまぁまぁ感に惹かれここにやってきた。 そして校門から学校に入り昇降口を目指した。 案の定昇降口に着いてみると人だかりができていた。 なぜなら昇降口の前にある掲示板にクラス発表の紙が掲示されているからだ。
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