第1話『孤独なたぬお』

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村の離れたところにある学校にたぬおは通っていた。 そこには、様々な動物が通っていた タヌキ村からはたぬおとポン助、 カメレオン村からレオ助、ヘビ村から大蛇の息子ヘビ太郎と言っ様々な 生徒が通っていた。 仲の良いポン助とはいつもクラスが 違い学校に来ると別々に教室に行く 事が多かった。 『あ、バカでノロマなたぬきが来た。ケロケロ…』 ケロ田が早速、たぬおに仕掛けて きた。 しかし、たぬおは無視。 ケロ田が無視された事を怒って殴りかかってきた。 『痛い…よくも殴りやがったな!! このバカ蛙!!』 たぬおがやり返した。 すると、ヘビお先生が騒ぎをかけつけやってきた。 『こら!!!!!!お前ら!!!! 何をやってんだ!!!』 大きな声で叫ぶ。 ケロ田はさすがに教室に逃げた。 だが、たぬおは 『何だよ、先生?やり返したらいけないのか?』 ヘビお先生に反論した。 『あのな、たぬお…お願いだから 喧嘩はやめてくれ。やられたら私か イヌワシ先生に言いなさい。』 とたぬおに話しかけた。 たぬおは黙ったまま、教室に戻り その場は平穏になった。
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