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やっと団長の説教終わった…
あれから30分くらい経ったか
ていうか最後、「去年の7月13日のことについて何か覚えてるか?」とか聞かれたし。妹の誕生日ってことしか覚えてないって答えちゃったけど、あのことを何で団長が知りたがるんだ?
そんなことを考えていると、一人の女の子がこっちを見ている。
見覚えのある顔だ
「あれっ?成実?」
「ナオ兄ぃ、お疲れさま♪」
こいつは俺の妹の成実。才色兼備、スポーツ万能で料理、洗濯、掃除、何をやらせてもキッチリこなす。
俺の自慢の妹だ。
ただ、貧乳なのが玉に瑕。
「いくら、ナオ兄ぃでも怒るよ」ニコニコ
「ごめん。ただ、勝手に人の心の中読まないでくれ。それよりこんなとこで何してんだ?」
「騎士団の訓練見てたんだ~。あと、ナオ兄ぃのパシられっぷりもね(笑)」
「そこは見ないでいい、そんで、訓練見てて楽しかったか?」
「うん♪」
「そりゃあ、良かった。じゃあ、帰ろうか」
「そうだね~、あっ、今日の晩御飯はナオ兄ぃの好きなちりめんじゃこだよ~」
「それは初耳だ」
「えへへ~、嘘だよ。本当は唐揚げだよ」
「おっ、いいねぇ。早く帰ろう!」
「うん♪」
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