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騎士団員の訓練が終わる。ここからは俺の出番だ!
騎士団員それぞれ違った要求を俺にしてくる。
「みなさん、お疲れさまです!」
「直哉!水くれ!」
「わかりました!」
「直哉、あとでマッサージしてくれ」
「はい!」
途中で慎吾の声
「直哉~、可愛い娘紹介して~」
「…」フッ
「鼻で笑われた。ひでぇよ、直哉…」
そんな要求応えてられるか
「お~い直哉~、1kg分の綿と1kg分の鉄ってどっちが重いかわかる?」
「お前は小学生か」
こいつは谷 潤一。
慎吾と同じく騎士団見習い。
顔は整ってるが、こいつは生粋のバカ。
小学生がそのまま成長した感じになっている。
「ていうか、さっきの俺の要求、無視すんなよ~。騎士団員の言うことは聞かなくてはならないって冒頭で言ってたじゃんか!」
「お前の言うことは聞かないことにしてる。団長にもちゃんと許可もらった」
「もらえたのかよ」
「てか、さっき慎吾が言ってた冒頭ってなんだよ。いつの話だよ」
「冒頭:①文章、談話のはじめ②広く一般に物事のはじめ」
「いちいち広辞苑で調べんな潤一。」
「お前らうるせぇぞ!!!」
「「「すいません!!」」」
俺ら三人の謝罪の言葉がそろうとは明日は雨かな
「お前ら、ちょっと俺の宿舎に来い。」
「…はい」
これはヤバいな…
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