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四人は入口に置かれた10円に指をあて、女子の一人がつぶやきました。
『こっくりさん。こっくりさん。おいででしたらお答えください。』
しかし反応は無い。
めげずに女の子は『こっくりさん』に呼び掛ける。
すると10円は『はい』にゆっくり移動した。
男子は誰かが動かしてるのだと考え『動いたぞ!』と笑いながら言う。
そのを見た女子が言う『ちょっと静かにしてょ。呪われるわょ』
少し笑っていたが男子達は静かになった。
女子達は聞く質問が決まっており、こっくりさんに質問をしていった。
『こっくりさん。こっくりさん。私の事を好きな人はいますか?』
女子はこう言う恋愛の話しが好きなのだろう。
10円玉が動き出した。『い』『な』『い』
男子はそれを見て爆笑。『いないだってさ!ははは』
『もぅ!うるさいわね!あんたたちも何か質問したら?』
『わかったよ~』
楽しそうに一人の男子が質問する。
『こっくりさん。こっくりさん。俺が死ぬのはいつですか?』
『あんたバカじゃない!?』
『何がだよ』
『そんなえんぎ悪い質問よく聞けるわね』
10円玉はゆっくり動き出す。
『き』『よ』『う』
『マジかよ~俺今日死んじゃうんだってさ』最初から信じていないために笑いながら言った。
楽しそうな男子に対し女子は何も言わなかった。
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