20人が本棚に入れています
本棚に追加
どれくらい眠っていたのだろうか? おぼろげな意識が徐々に覚醒していき、完全に意識が戻った瞬間に所長は急激に体を起こした。
所長「ここは・・・どこだ?」
目を覚ました所長が周りに視線を移すと、そこにはさっきまであった荒れ果てたホールではなくまるで作られたばかりと思えるほど綺麗なホールの姿が広がっていた。
副所長「う~ん」
主任「あれ・・・明るい?」
プライスレス「ここはどこですか?」
所長に続き次々に目が覚めるメンバー。
全員が起きたのを確認して取りあえず全員が現状把握を行うことになった。 辺りを見回してみるがここがどこなのかを示すものは無く、分かるのはここがさっきまでいた廃旅館ではないということだけである。 唯一見つけたドアもカギが掛っており、ドア以外には窓もないこの部屋では外の様子を窺うこともできず、四人はその場でただ時間が過ぎるのを待つしかできなかった。
最初のコメントを投稿しよう!