CASE:1 好きだと言えなくて

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私は、この瞬間が一番嫌いだ… 何故かこっちまで、胸が苦しくなる。 「どうでした??アヤさんとの会話は」 「ありがとう、ちょっと荷が軽くなったよ」 「では、受付へ」 受付のベンチで、彼はオルゴールを見つめていた 残り香…と言うモノだろうか 「よし。毛利さん」 「はい」 「当コールセンターでは、アフターサービスを4つ行っております。1つは、これ」 まず、彼の前にロケットペンダントを差し出した。 「開けてみて下さい」 彼はロケットの蓋を開けた。 「あ…」
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