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「あの…」
そのお客は、目を真っ赤に腫れ上がらせ、何かを握っている右手は小刻みに震えている、まだ若い男性だった
「いらっしゃいませ、今日はどういったご用件で??」
「…死人と会話出来るってのは、本当か??」
「えぇ、出来ますよ。少々値は張りますが」
「幾らだ」
「一分間千円で、最高一時間迄としています」
彼は財布から一万円札を六枚出し「一時間頼む。」と、言った。
「かしこまりました。では、一つだけ確認を」
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