CASE:1 好きだと言えなくて

8/17
前へ
/67ページ
次へ
「コラコラ、泣かないのっ」 「何で…何で死んじまったんだよ!!」 「私ね、耐えられなかったの」 「何に??」 「学校でのイジメ…何年も続いててね…」 彼は、受話器を強く握り、歯を食い縛った。 「誰だ、アヤさんにそんな事する奴は!!」 「ん~、昔のクラスの皆かな??」 壁を叩き、小さく涙を拭った。 「俺が、アヤさんの恨みを晴らすよ」 「あ!!ダメだよ、殺したりなんかしちゃ!!」 「どうして」 「私、まだ1人でゆっくりしたいもん」 「…そっか」
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加