俺、参上

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れーたんとも仲良しになっちゃって今じゃ大親友なのさ!! 「ねぇねぇゆー?今暇?」 俺の前に寝転がり肘をつき足をバタバタさせてるのはみんなご存知 同士のちーちゃんだ 『忙しいに決まってんでしょ?』 「折り紙折るのが…?」 『うん』 なんかショボォォォオンって顔してるちーちゃんがこっち見てる 『こっち見んなw』 「なんでさ!相談なの!!聞いてよゆー!!」 『やだ』 俺はせっせと折り紙を折っている 今は薔薇にチャレンジ中だお(ドヤァ 「ケチケチ…ゆーが大好きなBL作家さんの新刊買ってきてあげたのにぃ…」 なん…だと 「ほら」 ほら、と本をとりだしヒラヒラと俺に見せるちーちゃん 確かに好きだ好きだよ大好きだ でも…だけど…のろけ聞きたくねえ!!!! 『………で?』 好きな作家さんの新刊+三冊上乗せされた俺はまんまと買収された← 「あのねー李斗がね…」 『あーあの親衛隊副やってた?』 「うん」 ちーちゃんは親衛隊副のあの子とラブラブなの 『で?』 「李斗がチャラ男な俺がいやだって…でもデレデレな俺もやなんだって…」 『へー』 「なんでだと思う?李斗…俺ずっと一番に優先したし一番愛したのに…俺が重いってこと?ねぇゆー…」 『うざったいよちーちゃん…チャラ男が嫌なのは他の奴とベタベタしてんの見たくないからだろうし、デレデレが嫌なのは照れてるからじゃねぇの?もっと話すべきなのーちーちゃんは』 ったく、俺からしたらのろけにしか聞こえません!! 最近はみんなして俺にのろけやがってクソヤロー← 「うっ…ゆーありがとぉぉおぉお!!お!?」 俺に抱き着こうとしてきたちーちゃんが目の前で止まって下がった 正確には投げられた← 「次、俺の番」 俺の肩をポンッと叩きニコッと笑ってるれーたん やっべドキッとしたわ←
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