木漏れ日の下で

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「眞柴くん!? 大丈夫!?」 倒れている眞柴くんのもとに駆け寄ると、胸に当てたプロテクターのウェビングを急いで緩める。これで多少は楽になるだろう。 【眞柴 想一】 「だ、ダメだ……ゼェ……ハァ……肺にまで弾が届いてる……息が…っハァ…出来ない」 赤く染まった胸を押さえて、苦しそうにもがく。被弾で発動したウェビング・プリテンションが、そんなに苦しかったのだろうか? 【眞柴 想一】 「……お、俺には…っ…、故郷<くに>に残してきた…っハァ…弟が……」 あたしに遺言でも伝えようとしているのかしら?
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