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もしかしてシロツメさん短気かも…?
「ボクにぶつかってきたんだから謝って、ボクの手伝いをしたまえ」
「あー…と…ごめんなさい。で、手伝いって…」
「ほぉっと待へ」
ついにシロツメさんが口を隠しながら口を開いた。ムキュムキュしてるから今一格好がついてない。
「なんだね、君は」
「この野暮ったいののツレだ」
…僕そんなに野暮ったいのかな
「ふーん…ボクに口を挟むなんてイイ度胸だね。名乗りたまえ」
「お前が名乗れ。常識だろう。」
「いいよ、このボクが名乗ってあげよう。よく聞きたまえ。ボクは『ナルシサス』。どうだ、ふさわしい名前だろう。」
確かに。
「ナルシストか。私はシロツメ。」
「違う、ナルシサスだ!…シロツメ…?君が?…ふーん」
あれ?ナルシサスって人シロツメさんの事しってるのかな?
「お前、野暮ったいのがサンザシと分かっててぶつかって来たんだろう。」
あ、ナルシサスがビックリした顔をしてる。図星なのかな?
「…そうさ。旅をしながら各地で人助けしてるというサンザシを探してたからね。」
僕ってそんなに有名?になってたんだ…
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