表舞台(Ⅰ)

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『トライオンの救世主』 『戦の神に愛された少女』  トライオンのほとんどの民が不敗の少女将アンナを褒め称えるが、そんなアンナを快く思わない者達もいた。  国民からの尊敬を集め、国王からも厚い信頼を得たアンナを嫉妬するトライオンの貴族達である。  やがてアンナは、自分を憎む貴族達の陰謀により身に覚えのない罪を着せられ、反逆者に仕立て上げられてしまう。  英雄から一転して反逆者となり母国の兵に命を狙われるようになったアンナは一つの決断を下す。それは「アルバラの地に自分の国を興し、かつての母国と矛を交える」というものだった。  これが後に大陸を三分する国の一つ、アルバラの誕生である。
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