逃走して幻想入り

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<?・森> 「っ!?」 「きゃあ!?」 翔とリースは隙間から出て来た瞬間に地面に激突した。 翔は直ぐに立ち上がり、辺りを見渡す。 翔にとっては、この場所は見たことが無かった。 「……おい、リース。 ここは、何処だ?」 翔は自分達がいる場所が日の本ではない事を察し、リースに場所を聞く。 「ここは……何処でしょうか……? うーん……分かりませんね」 リースもそれを理解して辺りを見渡すが、知らない場所であった。 そして、翔に答える。 「あっ、人が来ています」 リースは前方から人がやってきたのを確認する。 翔はリースの向いている方を確認した。 一人は紺のコートに身を包み、目が銀と蒼のオッドアイで肩に二つの剣を背負っていた男と黒い女性用学生服に右の肩から手と左の脚が紅い龍の様な格好をしていて目が黄色と茶のオッドアイになっている少女だった。 その二人も翔達を見付けると翔達の前に止まった。 「うん? あんたら、見かけない顔だな?」 「紅蓮、この人達は外来人じゃない?」 男の方は紅蓮と言うらしいが、どうも話に付いていけない。 紅蓮は翔とリースを見渡して、さらにこう言い付け加えたのである。 「あんたら……何かの能力(力)を持っているよな?」
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