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学生はみな基本的に金欠だ。
けれどもお小遣いに困りながら
学生の頃もよく本を読んだ。
有名な作家さんの作品を端から
全部読んでいくという感じで。
何が良いか悪いかよりも
何でも読んでみようという
好奇心が先にあった頃だ。
読後の後味の悪さも
爽快感も色々経験したけれど
やっぱり読書はいい。
切ないほどに頭が良くないので
ミステリーものなんかの
いわゆるトリックなどは
さっぱりわからなかったけれど
それでも、その先の展開に
心をワクワクとはずませて
ページをめくる指先に思わず
力が入ってしまうというもの。
そう。
読書はいい。
バカでも本は読めるのだから。
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