茜色に輝いて

１

夕日が差し込んで眩しい太陽を片手で遮ったとき、私の目にボールをドリブルする人が映った.....。

彼だ！！

体育館から距離があるのに、なんで彼がわかるんだろう...。
そうおもいながらも彼を目で追う。

｢すっ...すごい！！｣

１年生なのに、上級生をなんなくかわしてグングンとゴールにドリブルする。

そして、ボールをパス！

それを高谷くんがシュート！

｢修！ナイスゴール！｣

すばらしく絶妙なアシストで決まったゴールに、あの太陽のような笑顔が茜色に染まった。

その瞬間、

私の心には大きなキュンが降り積もった......。

私の胸はドキドキが止まらなくなってしまった....｡
こんな気持ち初めてだった。