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「瑞月ー!おはよう☀」
「おはよう!真季!」
学校の近くの並木道、坂を上がれば私たちの高校。
この時間は、朝の通学中の生徒であふれている。
「真季、今日数学あたるよね!予習してきた?」
「げっ!!私やばいじゃん!瑞月~助けて~😭」
「くすっ。あとでノート渡すね。」
「瑞月ってやっぱり最高♥
それにしても瑞月ってば相変わらずだわ♥」
~真季SIDE~
瑞月は小柄なのにスタイル抜群で、フワッとした綺麗な薄茶の髪に大きな瞳。
周りの男の子がチラチラ見てるのがわかる。なのに美少女の自覚が少しもなし。
私みたく気さくに話しかけにくく感じるのか、男の子には高嶺の花みたい。
本当はとても優しくて、気さくなのに。
でも、瑞月が笑うと女の私でもぐっときちゃって、ドキドキしちゃう。
男の子にはたまらないな、これは。
でも、瑞月はあまり男の子と気軽には話さない。やっぱり去年のことがあるからかな。
まあ、話したらあの笑顔をみたら相手の男の子が可哀相かも。
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