2/9
前へ
/58ページ
次へ
「瑞月ー!おはよう☀」 「おはよう!真季!」 学校の近くの並木道、坂を上がれば私たちの高校。 この時間は、朝の通学中の生徒であふれている。 「真季、今日数学あたるよね!予習してきた?」 「げっ!!私やばいじゃん!瑞月~助けて~😭」 「くすっ。あとでノート渡すね。」 「瑞月ってやっぱり最高♥ それにしても瑞月ってば相変わらずだわ♥」 ~真季SIDE~ 瑞月は小柄なのにスタイル抜群で、フワッとした綺麗な薄茶の髪に大きな瞳。 周りの男の子がチラチラ見てるのがわかる。なのに美少女の自覚が少しもなし。 私みたく気さくに話しかけにくく感じるのか、男の子には高嶺の花みたい。 本当はとても優しくて、気さくなのに。 でも、瑞月が笑うと女の私でもぐっときちゃって、ドキドキしちゃう。 男の子にはたまらないな、これは。 でも、瑞月はあまり男の子と気軽には話さない。やっぱり去年のことがあるからかな。 まあ、話したらあの笑顔をみたら相手の男の子が可哀相かも。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加