オトナの階段

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再び映し出された画面。 そこには、いつの間にやら現れた茶髪のチャラチャラしたチャラ男と熱い口づけを交わすヴィエラさんがいた。 ベッドに並んで腰かけ、すでに上半身裸になったチャラチャラしたチャラ男の左手が、服の上からヴィエラさんの身体のあちこちをチャラチャラとまさぐる。 その愛撫に呼応するかのように、口唇を塞がれたままのヴィエラさんの鼻から漏れる甘い吐息。 おぉ…、ついに始まったか…! だが弟の手前、ここで俺が興奮してしまってはダメだ。 これぐらいのラブシーン、見慣れていると言わんばかりにクールに振る舞わねばならん! 「…に、にぃちゃん…!ど、ドキドキするね…!」 「ば、バカ言え。この程度の絡みなど児戯に等しい。黙っておとなしく観てろ」 さすが俺だ。超クールだ。 ヴィエラさんの豊満な胸の膨らみの上を蜘蛛のように這いずり回るチャラチャラしたチャラ男の手の動きを必死で目で追いつつも、俺はあくまで冷静を装った。 やがて、長かった口づけを終えた二人が見つめ合って微笑むと、 ヴィエラさんは、チャラ男の履いたきわどいブリーフをゆっくりと脱がしにかかる。 だが、なんてことはない。 俺は慌てなかった。 ブリーフの中からは、自分にもついてるいつも見慣れたアレが出てくるだけだ。 だが、やがてブリーフの中から現れたソレを見て…、 「 で か ッ !! 」 俺と弟は同時に叫び、 そして同時に絶句したのだった。
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