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「さて、どうする? このまま通報されるか。それとも私の部屋で言い訳をするか」
声のした方を見ると、そこには初老の男性が立っていた。
恐らくは、この博物館の館長。
「……あはは」
「あらあら~」
ついて行くしかないかなあ。
ふと視線を落とすと、レヴィアが俺のジャケットを手繰り寄せて、くるまるようにして寝ていた。
この暑いのによくくるまれるなあ。とか場違いな事を考えながら、俺とマリは館長らしき男性について行った。
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