出会い

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  「……となっており、今から約……」  夏。この暑い季節を俺と同じ高校生の皆様ならどのように過ごしますか?  どうも。俺は大月宮部と申します。  俺は至って普通の高校二年生であり、夏なら友達と海に行ったりどっかの店でダラダラ過ごしたりと。  そんな普通の、二度目の青春の夏を過ごしたいと思っていました。  ですが……。 「何で、恐竜……?」  俺は何故か、街の恐竜博物館に来ていた。 「あら~。楽しいじゃない。色んな恐竜の化石があって」  この、俺の呟きにのほほんとした言葉を返した女性は、浅間まりな。  俺の一つ上の幼なじみで、同じ学校に通っている。  のんびりマイペースなように見えて、実は裏でとんでもない事を考えていながらそれを素でやっている色んな意味で物凄い天然な女性。    
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