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そしてまたまた15分後…。
「よぉし!!新作ゲーム、ゲットぉ!」
とかって騒いでいる飛鳥は本当に子供みたいだ。
目もキラキラしているし。
でも、こんな所で騒いだら大変な事になるかもしれない。
一応、モデルだから。
「お前、うるさい。」
「うぐっ…!」
耳を押さえていた悠が飛鳥の口を手のひらでふさいだ。
「モゴモゴ…!(息がっ!できないじゃないのっ!)」
息苦しさに両手両足をジタバタする飛鳥には目もくれず、ゲームのパッケージを眺めた。
「…Death Gameか。なんか、危険な匂いがする。」
「ムグ!?っ!モゴモゴモゴー!!(どーいうこと!?それぇ!そして、手をどけろぉ!)」
顔色がおかしくなってきた飛鳥に気づいた悠はようやく手を離した。
「あ、ごめん。鼻も一緒にふさいでた?」
「ハァハァッ―あ、あんたねぇ!!」
「ストップ。ここで騒いだらどうなると思う?」
「は!?…えーと、騒ぎになる…?」
「はいハズレ。」
ビシッとおでこにデコピン一発。
「いっ!!じゃぁ、どうなるのよ!?」
「マスコミが集まっちゃうんじゃない?」
「それくらいなんてことなっ!」
飛鳥の言葉を遮り口にした悠の言葉に飛鳥は目を見開いた。
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