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深夜0時を過ぎるころ、ひとりひとりとこれから行われる会議の関係者が訪れ始めてきた。
「…おい。あと、どんくらいだ?」
「あとタニカワ氏とヤマハラ氏がきていないかな。」
あとふたり集まれば、会議が始まる。
数分後、ある一台のリムジンが屋敷の前に到着した。
「おまたせいたしました。こちらが、今回開かれる会議の主催本部でございます。」
「ふーん…。……ボロい屋敷だ。」
少しばかり毒を吐いた人物は10代そこらの青少年。
「いってらっしゃいませ。」
「ん。いってくる。」
コツコツ…と足を進める少年は、なぜか大人びて見えた。
「…楽しみだなぁ…。地球人類滅亡…。…早く、血が、見たい…。」
同時に少年の瞳の色が海のような深い青から血のような鮮やかな赤に変わった。
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