討論2【描写が苦手なら書かなきゃいい】

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「こんにちはー……」 「こんにちは、山田君。 目の下のクマ酷いわよ?」 「誰かさんに言われて短編小説を必死に書いてましたからね……」 「ふーん……大変そうね」 「本当に興味無さ気だな! それ言ったのアンタだろ!」 「勿論憶えてるわよ。 ほら、山田君って弄り甲斐のある反応してくれるじゃない? だからついついねー」 「その当人に『ほら』って同意を求めないで下さいよ……」 「まぁまぁ、こんなゴミみたいな言い争いは止めましょう」 「いや、原因アンタだからな?」 「で、その短編小説は? 『やったけど家に忘れました☆』みたいな小学生レベルの言い訳は聞かないからね」 「ちゃんと書きましたよ! 原稿用紙5枚だけですけど……」 「それで充分よ、最初から無理に長編を考えることはないわ。 むしろ書き始めは短編やポエムの方が都合が良いのよ」 「そうなんですか?」 「文章力はね、実は案外自分ではどの程度のレベルなのか知らないものなのよ。 日頃からペンを握ってる人なんて少ないし、学生なら尚更よ」 「まぁ、そうですね」 「だから、まずは自分のレベルを把握することから始めないと。 文章力を測るだけなんだから長編なんて書く必要無いでしょ? 最初は短編だけでオッケー」
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