89人が本棚に入れています
本棚に追加
「さて、昨日は結局何も話さないまま解散しちゃったわね」
「部長が慌てて帰るからでしょ、後片付けを俺に押し付けて」
「仕方無いじゃない、どうしても観たい番組があったんだから。
部員は部長のために働きなさい」
「暴君すぎるだろアンタ!」
「で、昨日言ったモノは?」
「スルーですか……ったく。
『自分の書いた作品をどれか一つ持ってきて』でしょ?
こないだ部誌に載せたやつなら」
「よろしい」
「部長として部誌くらい目を通すべきだと思うのですが……」
「『魔法少女と僕』?
何このオタク臭いタイトル」
「だから話聞けよ!」
「…………」
(……またスルーかよ!)
最初のコメントを投稿しよう!