追憶:001~010

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002:『至福の刻』 ------------------------------ ほんの少しの嘘と 作り笑いを僕に下さい 夢で会えなくてもいいから 綺麗な想い出を僕に下さい たくさんの傷みと 流れる緋で僕を戒めて下さい 寒がりな君に一枚の毛布を 僕には傷を 最高に至福な時間は 君のいない日曜日 暖かく 透き通った キツネ色のスープに満たされて 僕は君の夢を見る
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