あの人と_

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彼にあんな事言われてボーッとしてる間も同窓会は進行される。 何人かの友達と喋ったけど、正直誰と話したかなんて事は覚えていない。 抜け出すなんて言った張本人は、ヘラヘラと笑いながら友達と話している。 やっぱりさっきの事は嘘だったのかな。 「はぁ…」 思わずため息が出る。 「ん?奈美、どうしたの?あ、二次会行く??」 隣にいた結実が話しかけてくる。えっ…?二次会?? もう、そんな時間なのかな?というか、同窓会に二次会があるのかさえ、疑問だった。 「二次会は居酒屋だってよ??」 「結実は行くの??」 結実が行くなら私も行くかどうか考える。 「ん、私は行くよ…あの人がいるから…」
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