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なんだかんだ言ってる内にタクシー乗り場に着き、タクシーに乗る。
彼が行き先を運転手に告げる。
駅まで送ってくれるんだなと思い、意外に優しいんだなあ…とか思ってたりした。
あんまり時間が経たない内に駅に着く。
ここから、最寄り駅まで自分で帰らないといけないのか…。
「…い…おい」
修也が話しかけてくる。
「行くぞ」
手を繋がれる。
「えっ…滝島君…!!? 私、電車に乗らない…とっ!」
「ばか、もう終電過ぎてるよ。」
時計を確認する。確かにこの時間じゃ、もう電車は無い。
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