59人が本棚に入れています
本棚に追加
待ち合わせの場所まで歩いているうちに、朝方見た夢が嫌に頭に残っていて2年前のあの日の事を思い出した。
2年前のあの日。
初夏の日差しも落ちかけた夕方、簡単に言えば俺は友人に騙されて見知らぬ男たちに強姦された。
呼び出された体育館の倉庫を開けると、年上と思われる男たちが数人がかりで俺を押さえつけ、拘束し、犯した。
強姦されるなんて女子だけだと思っていた。
「いやっ・・・やめろっ、触るなぁっ!!」
「おとなしくしてた方がいいぜ?大事なここが切れちまうからよぉ」
「っ・・ひっ・・・や、あ゛ぁ・・・っ!」
体勢が体勢なだけによくわからないが、何かが後ろにあてがわれる感触が伝わる。
何か、ぬるぬるして気持ち悪いモノ。それが何かはすぐに分かることとなった。
ゆっくりと”ソレ”は俺の中に入ってきた。
―嫌だ・・・そんなところ・・・っ!?
「っい・・・・痛いッ・・・・!」
後ろに激痛が走る。
しかし、男たちはそんな俺を見て笑うだけで止めてくてなかった。
「いたい・・・ッ!やだ、やだぁっ!!」
「あはははは!おい、こいつ泣いてるぜ?」
「泣き顔も可愛いなおい」
「早く替われよお前―」
「じゃ、俺、口でしてもらおうかなー」
抜き差しされるたびに走る激痛。口にまで突っ込まれる男の汚いモノ。身体を弄る手。全てに吐き気がする。
汚い。
汚い汚い汚い汚い汚い汚い。
そうやって何人かの男たちが入れ換わり立ち換わり俺の中を汚いモノで掻きまわしていった。
いくら叫んでも誰も来てくれなくて、暴れてみても押さえつけられて、口にしたくもないモノを突っ込まれて、後ろにまで突っ込まれて、体液まで飲まされて、休み暇もなく犯されて、そのまま放置された。
最初のコメントを投稿しよう!