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「いやぁ、それにしても驚いたよ。本当に女の子みたいなんだね」
「えー?そうですかぁ?でも、僕はちゃんとした男の子ですよ」
くるっとおじ様(笑)の前で回ってみせる。ちゃんと絶妙な感じでパンチラさせて。
「・・・っ!し、下着も女の子モノなんだ?」
「はい♪するなら全部完璧にしたい性格なので♪」
―あーぁ、こんなことでムラムラするとかどんだけ溜まってんのこいつ。
「中身は後で、ね?」なんてことを言って、相手をシャワー室に追いやった。自分でも「よくこんなセリフほいほいでてくるな」と思いつつ、シャワー室の前まで行って振り返る。
「じゃ、僕シャワー行ってくるので、おじ様、覗かないでくださいね?」
わざとらしく恥じらう様子で言うと、相手は少し慌てた。
「そ、そんなことしないよ。あ、そうだ」
「?」
何やら慣れた様子でベッドの脇を探し始めた。
つか、この部屋来たことあんのかよ。
「あぁ、あった。シャワー終わったらコレ着てでてきてね。あとウィッグもして」
―げ、セーラー服・・・。しかもコレ、何かのアニメででてきた制服じゃん。
「はーい」
断る理由もないので、それをもってシャワー室の扉を閉めた。
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