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それはまさに地獄だった。
「あ、あなたたち・・・誰、ですか・・・?」
暗い体育館倉庫の中、数人の男たちが笑っていた。
「っひぃ・・・や、やめてくださ・・・っ」
じりじりと距離を詰められ、訳も分からないまま捕えられた俺は、床に敷いてあるマットに組み敷かれた。手首も脚も押さえつけられる。
―痛い。身体中が痛いよ・・・。
男たちは下品な笑いを浮かべて俺の身体を弄り、着ていた制服を脱がせ始めた。
「やだ・・・っ!やめてよぉっ!」
「うるせぇガキだな。黙ってろよ」
「んぅっ!?んんーっ!!」
タオルか何かを口に突っ込まれる。
必死にもがいてみても、クラスでも背の低く弱かった俺の抵抗なんかじゃ男はびくともしない。
―気持ち悪い。
身体を触る手が、
内腿にかかる息が、
下品に笑う声が、
顔が、
何もかもキモチワルイ。
「っんぐ・・・!」
不意にうつ伏せにひっくり返され、口のタオルが落ちた。
ズボンと下着を剥がされた下半身に男の手が触れた。
「やだっ、やだぁっ!!僕っ、男ですよ!?あなたたちも男なのに・・・っ!」
「知ってるよ。だって俺達そっちの趣味だし。なぁ?」
「そうだよ、こいつ知らないで来てんの?馬鹿な奴だな」
そう吐き捨てて男たちは笑う。
笑いながら半裸の俺に群がる。
―そんな・・・・。僕は・・・・。
「誰か・・・・だれか助けてよぉっ!!」
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