初夏のスイーツ

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ある夏の日の午後。 「ロズさん、原稿あがりましたか?」 いつもの台詞とともにマンションの部屋にあがりこんだのは伊藤。 締切日が迫ると、彼はこうして度々顔を出す。 「あがってるわけねぇだろ」 覗き込んだ部屋から、気怠げな声が返事をした。
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