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と、ちょうどその時、教室の後ろの入り口から一人の女子生徒が入ってきた。
みんな彼女に注目している。
担任「遅刻だぞ。わかってるのか。」
女子生徒は小さく「はい。」と言った。
ここで彼女の風貌を紹介しよう。
髪型はショートだがもみあげが後ろ髪よりもだいぶながく、茶髪。赤いカチューシャをつけている。
身長は多分平均くらいだ。
問題は顔なのだが………
担任「なんでお面なんかかぶってるんだ。取れ。」
そう、そいつはピカ○ュウのお面をかぶっていた。
祭で売ってるようなやつ。
そいつは渋々お面を取った。
ふむ、普通に美少女と言っても良いんじゃないだろうか。
目も大きいし、そのぱっちりした目を飾る睫毛もとても長い。活発そうな少女である。
ただ……―――
担任「自己紹介、丁度お前からだ。」
担任に促されると、
「谷沢。」
と言ってそのまますとんと座り、そのまま机に突っ伏した。
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