第一話 「ハジマリはお面からっ!」

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と、ちょうどその時、教室の後ろの入り口から一人の女子生徒が入ってきた。 みんな彼女に注目している。 担任「遅刻だぞ。わかってるのか。」 女子生徒は小さく「はい。」と言った。 ここで彼女の風貌を紹介しよう。 髪型はショートだがもみあげが後ろ髪よりもだいぶながく、茶髪。赤いカチューシャをつけている。 身長は多分平均くらいだ。 問題は顔なのだが……… 担任「なんでお面なんかかぶってるんだ。取れ。」 そう、そいつはピカ○ュウのお面をかぶっていた。 祭で売ってるようなやつ。 そいつは渋々お面を取った。 ふむ、普通に美少女と言っても良いんじゃないだろうか。 目も大きいし、そのぱっちりした目を飾る睫毛もとても長い。活発そうな少女である。 ただ……――― 担任「自己紹介、丁度お前からだ。」 担任に促されると、 「谷沢。」 と言ってそのまますとんと座り、そのまま机に突っ伏した。
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