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謎の女の子side
『死ね』
ガキンッ
「くっ!」
バルキリー「カキカキ『破壊せよ、魔神の右手……『イマジンアウト』』」
ガガガガガガガ
「あっ……すごい……」
バルキリーさんが持ち歩いているスケッチブックに魔法陣と魔法名を書いた瞬間に、地面から黒い手が出現して、敵を蹴散らしていく。
「…『身体強化 緋の式』!!」
私が唱えると同時に私の体が赤いオーラを纏い始める。
バルキリー「……カキカキ『多分コイツらは死霊兵団……負の産物…と言ったとこかしら』」
「死霊兵団……」
死霊『死ね』
ガキンッ
「『緋の式 紅乱舞』!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッ
バルキリー「カキカキ『やるじゃない♪だけど油断は禁物よ?』」
「はい!!」
返事を返し、私は後ろを振り返る。
上位死霊『油断は禁物、死ね』
「つーーーーっ!?」
ほ、他の死霊達とは比べ物にならない魔力と殺気………!!
上位死霊『フンッ!!』
ブウンッ!
「うぎっ!?」
上位死霊の斧が空を切り、私の剣と交差する。
「く、くぅ……!」
お、重いっ!
「う…ぐ…っ『緋の式 天上の紅き灯』!!」
上位死霊『むぅっ!?』
ギリギリギリギリッ
「う……おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
バキンッ!
「あ……」
そん…な……剣が……っ!?
上位死霊『終わりだ、今度こそ死ね』
死霊の冷たい声とともに忌々しい斧が私に襲い掛かる。
「っ!」
終わりだッ!!
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